道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

無意識ってこと

無意識について考えてみる

 

 無意識は繰り返されることを優先するという特性があります。忙しさにかまけて、書類などの整理整頓を怠ってきてしまっていた年末。毎日繰り返されていることが当たり前になる前に、無意識を修正しよう。そう思って今日は綴っていきます。

 

 私たちの行動や、何気ない日常の風景が心にどう影響を与えているのか。心理学者ジークモンド・フロイトの「無意識の理論」に目を向けると、その答えの一端が見えてくるかもしれません。

 

 フロイトは、人間の心を「顕在意識」と「無意識」の二つに分けて考えました。顕在意識とは、自分で自覚している部分のこと。たとえば、「今日はどうやって目的地まで行こう?」と考えるときの思考や感情がこれに当たります。一方で、私たちの心の大部分、9割以上を占めるとされるのが「無意識」です。この無意識には、忘れられた過去の記憶や、押し込めた感情が潜んでいて、実は日々の行動や選択に深く関わっていると言われています。

 

 幼い頃の何気ない体験が、大人になった私たちの心にどれほど大きな影響を与えているでしょうか。フロイトの理論によれば、私たちの行動には、無意識の中に眠る感情や記憶が静かに作用しているのです。

 

 たとえば、戦後の日本。家族で食卓を囲み、日常の中で生まれる穏やかな時間は、特別なものではありませんでした。それでも、繰り返されるその習慣は、幼い心に「安心感」や「幸福感」という記憶を刻みつけていきました。こうした小さな積み重ねが、昭和に生まれた人の心の強さを支えていたのかもしれません。

 

 無意識について、自転車に乗ることを思い出してみてください。初めてペダルを踏んだときは、バランスを取ることに意識を集中していたはずです。でも、何度も繰り返すうちに、そのバランス感覚は無意識の領域に入っていきます。自転車をこげるようになったら、「どうやってバランスを取ろう」と考える人はいないかと思います。

 

 昭和の人々が日常の中でしていた行動も同じです。例えば、近所同士で助け合うことや、こわれた物を再度使うために直す工夫して活かすこと。そうした生活の一コマが、繰り返されるうちに心にしっかりと刻まれ、無意識のうちに支えとなっていたように思います。

 

 私たちの心の中には、自分でも気づかないほど深い層が広がっています。そこにある記憶や感情が、今日の選択や明日の行動にひそやかに影響を与えている。そう考えると、日々の暮らしの中にもっと意識を向けてみてもよいのではないでしょうか。

 

 毎日のちょっとした習慣が、無意識を変えていく。何を選択するかは自分次第だということを、忘れないように気をつけようと思いました。

 

 

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