道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

人とのつながりが育む安心感と自己肯定感

昭和のくらし博物館見学から

 

 先月、東京都大田区にある昭和のくらし博物館を見学させて頂きました。その時に、印象に残ったお話や、心理学的な考察を綴っていきたいと思います。

 

 昭和、特に戦後を生きた人々は、その日その日を懸命に生き抜いていました。戦争を知らない世代の私たちには想像が難しいことも多いのですが、「爆弾が降ってこないだけで十分に幸せだった」という言葉には、平和のありがたさが深く感じられました。

 

 当時、人々の生活は、人とのつながりを大切にすることで成り立っていました。家族が協力して掃除や料理、洗濯をこなし、庭で育てた野菜を近所同士で分け合う。そんな助け合いの中で、日々を生きていたのです。物が豊かではなかった時代だからこそ、小さな幸せを見つける力が自然と養われていたのではないかと思います。物質的な豊かさ以上に、人との温かな関係や心の安定を大切にしていた、そんな暮らしが感じられました。

 

 井戸のある地主さんの所まで、小学校の子どもたちが桶を持って水を汲みに行く。子どもから大人まで、生活する為に懸命だったそうです。

 

 夕方になると家族が集まり、食卓を囲むのが当たり前の風景でした。特別なイベントではなく、ただ「一緒にいる」時間が、心を満たしてくれる大切なひとときだったように感じました。家族とのつながりの中で安心感を得られる、そんな日々の積み重ねが、現代でいう自己肯定感を育んでいたのだと思います。

 

 また、「おすそ分け」という習慣。隣近所で少しのおかずや野菜を分け合い、「ありがとう」と言葉を交わす。そんなやり取りの中で、「自分は誰かの役に立っている」と実感できたのではないかと感じます。何気ない日常の行動が、心に安らぎと満足感を与え、自己肯定感を支えていたのだと感じます。

 

 

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