今まで良い影響を受けた言葉を棚卸ししてみる 55
「幸せって権利じゃない、義務だよ」
ベストセラー作家斎藤一人先生の言葉
以前、心理カウンセラー仲間から教えてもらった言葉。ポジティブな側面での自己暗示として使っていた言葉。つい最近までは。
自分を深掘りして行くというワークの中で、自分の思い出の青春時代の一曲という課題がありました。音楽は意識と無意識の間に通り道を作ってくれる、心理学ではそう定義されています。そして無意識は「優しいゴミ箱」とも心理学者フロイト博士は表現しています。
音楽を通して無意識の中から鮮明になる記憶。忘れていたことですら鮮明に。あの時のあの人との関わり、そして永遠の別れ。関わりを濃くとらえていなかった幼さ。ゆえの記憶の薄さ。それでも体験してきた出来事。あの人の分まで。あの人たちの分まで。
生きることは誰かの人生を背負うことではないと思う。誰かの分まで生きなければって感情が在るのだとしたら、誰かの分まで幸せになることでしか応えられない、と。
いつかは自分も人生の宿題を終えたら、煙になって空に同化していくのだろう。その時に義務は果たせたよ、いや責務は果たせたよと、ちょっとは笑顔で挨拶できたらよいのかもしれない。そう思う。
幸せになる権利を使えきれなかった人もいる。病気なんてものは予測できない。仕方のないこと。そんな人との出会いがあるならば、今でも無意識の中に記憶は眠っているかもしれない。出会いや出来事には意味がある。気づかなかったこと、思い出せなかったことにも意味がある。そう思うと、今を生きる自分は幸せになる責務がある。そう想う。
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