自然の摂理のままに
咲くも桜ならば、散るも桜。
満開のタイミングで見れることも幸せならば、散り際を見送ることも幸せ。年齢を重ねてきたからなのか、今の時間を味わうことに喜びを感じてきた。
宇宙の法則という理論に沿い考えるのなら、生まれた瞬間から消えゆくタイミングに向かって流れていくことが定石。物理学に沿って考えるならば、素粒子から誕生して素粒子に戻っていく過程。そんな毎日を過ごしていると考えると、瞬間をできるだけ味わっておきたいと思う。
今年の桜は今年の桜。今の桜は今の桜。
今の自分は今の自分。あるがままを味わいたい。
精神医学の領域で日本を代表する森田療法の森田正馬先生は「自分らしく、あるがまま」の理論を説いた。人間は本来の自分のあるがままが療法になる。
私のカウンセラー仲間で自然セラピーを提唱する人もいる。登山やキャンプや焚火など自然の中で心を癒す。
人の心はあるがまま。心の癒しはここにあるのかもしれない。
そんなことを考える4月のとある一日。
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