道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

誰かが見てくれている

意識していなくても

 

 ただひた向きに、じっと耐え忍んでいた。そう、思う月日だった。トンネルの出口は見えては、遠のき。遠のいては、近づき。繰り返されていた。

 

 

 こんな心情が、この一年の振り返りだと思ってました。メンタルの講座を受け、自分のパートナーは自分だということを知ってからは、じわりじわりと心情が変化していきました。誰かに認められなくても、お金や地位がなくても、自分の体は一緒に人生の旅をしてくれる。そう思ってからは、なんとなく気持ちが楽になってきました。

 

 

 先日、新宿の教室でリアルタイムで講座を受けてきました。今までZOOMのオンライン講座が多い時期だったので、可能な限り現場の空気を味わいたいと思い参加しました。担当講師は東京での講座が少ない方で、初めて受講させてもらいました。

 

 印象に残ったのは、心理学者ユングの提唱するトランスパーソナル心理学です。人間は顕在意識の下に膨大な無意識があり、無意識の更に下には個人の無意識だけではなく、あらゆる生命と繋がった集合無意識があるという学説です。必然的な偶然とか、共時性とか、シンクロニシティ。そう言われる、思いもよらなかったことが起こることも人生あるのではないでしょうか。

 

 

 この日、シンクロニシティを体感することになりました。講座後の食事会で講師の方から言われた一言に驚きました。「道助さん、だいぶ顔つきが良くなりましたね」と。一瞬戸惑い、初めましてですよねって。話を聞くと、私が勉強を始めた時はZOOMの画像管理の担当をされていたとのことで、当初から画面上では見ていたので知っており、変化していく様を見ており思い入れがあった、とのことでした。正直、胸が熱くなりました。予測もつかないところで、見られていた、応援されていた、と。今日この場所で、直接お会いしなければ、出会えなかった感謝の出来事でした。

 

 

 自分は誰からも見られていない、それでも幸せを感じていられる、そんな心持でいたので、こんな素敵なプレゼントがあるとは思ってもいませんでした。自分が気づかないどこかで、自分のことを見てくれている人がいるのだなあ、と。

 

 

 ひょっとすると、人は気付かずにいるだけで、感謝する対象は思いもよらぬところにいるのかもしれない。人は、いや生物は集合無意識で繋がっている。いつ、どこで、どのように、その扉が開くかはわからないけど。思いもしないヒントをもらったり、感動をもらったり、嗚呼、人生は面白いな、なんて体験があるかもしれない。ひょっとすると、ブログの世界もそうなのかもしれない、なんてね。

 

 

 誰かが見てくれている。言葉も文字も、生き方も。悪い時も、良い時も。これからも自分を俯瞰しようと思う。自分を客観的に見ていたら、思いもよらない感謝に出会えるかもしれないから。

 

 

 お読み頂き、ありがとうございます。