お題「泣ける本を紹介してください。」
『大事なことほど小声でささやく』
私は森沢明夫氏の小説が好きでよく読みます。悲しい出来事が主人公に起こっても、最終的に幸せな展開に流れていく、その途中経過に人情味があり読書にはまっていきます。その中でも、『大事なことほど小声でささやく』が印象的でした。
スポーツジムに通う巨漢のオカマのゴンママを主軸に、悩みを抱えながらもスポーツジムに通う各キャラクター。ゴンママの経営するスナックと、それを取り巻く人と人。孤独と希望の中から生まれる、新しいストーリー。読み続けていることすら忘れてしまう程、あっという間に読了してしまいました。
最後は主人公のゴンママの苦しみや葛藤が、まるで映画を観ているような雰囲気で涙が止まりませんでした。
お読み頂き、ありがとうございます。