道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

「言葉の棚卸し」 第20回目

今まで良い影響を受けた言葉を棚卸ししてみる 20

 

 「事実は小説よりも奇なり」

                           詩人 バイロンの言葉

 

 実際に起こる出来事は、フィクションで創りあげられる小説よりも、はるかに複雑で波乱にとんでいる。現実の世界の方が空想の世界よりも摩訶不思議に満ち溢れている。

 

 

 私はここ一年、直感を信じて判断することを大事にしています。それだからかどうなのか、必要に応じて必要な人と出会うことが多くなってきた気がしています。思いもかけない場面で出会ったり、思いもかけない出来事が起こったり、と。

 

 小説には伏線という仕掛けが張られることで、面白味や感動を演出する。人情小説家の森沢明夫先生は言っていました。本当に思いもよらない伏線から結末を迎えることで、人は感動します。

 

 ところが、現実の伏線なんてものは予測することが不可能です。今になって思えば必要なできごとだった、ということはあるかもしれません。出来事は捉え方で好ましくも、好まざるにもなると思います。

 

 けれども、その事実、出来事が起こることは予測できない。だからこそ、今を楽しめ、未来に好奇心を持てるのかな、と。良いことも、悪いことも意味があり、突拍子もないタイミングであったりして。だからこそ、「人生は楽しい」って言葉をよく聞いたのかな、と。

 

 予測がつかないから、それぞれの人生にストーリーがある。その一つ一つが素敵だということを、大事に味わっていきたい。

 

 

 お読み頂き、ありがとうございます。