そもそも完璧主義って何だろう
なんて、考えてみる祝日です。そもそも、今日が祝日だということを忘れてた時点で、何も完璧ではないのですが。メディアを覗くと、ちらほらと出てくる言葉、完璧主義。白黒はっきり、０か１００か。欠けている所に視点があるから、落ち込むのですよ、など。
一年前の私は、自分に対して完璧主義でした。欠けた所に目をやって、できないことにイライラして。他責で考えても前に進めないと、矛先は常に自分に。あの頃の私が感じていた完璧主義とは何だったのか、そこに視点を定めて考えようと思いました。
そもそも完璧にする理由は、何だったのか。仕事で評価を受けたかったから、成果を出してお金を稼ぎ家族を守る為だから、要因は色々あります。ですが、出来なかったことへ不安や憤りを感じていた、という気持ちに陥ってたというのが、その時の私の状態でした。
不安や憤りや怒りは、心理学では第二感情と言われ、その前に第一感情があると言われています。第一感情は期待です。先行して期待があるから、不安や憤りがある。当時の私の期待は何だったか。自分に問い、突き詰めていくと「失敗したくない」という感情だったのかと思います。
失敗もして来たから、失敗しないようになれたのに、失敗したくない、なんて矛盾した思考になっていたのだと、今は思います。失敗は成功のもと、成長するために失敗すべき、どんどん自分を追い詰めていく自分。あの頃の私は、失敗しない為に完璧を求めて、失敗した時に成功していることへ焦点が当てられなかった、そう解釈しました。
今さらですが、完璧な人など居ない、弱点のない人は居ない、失敗しない生き方なんて無い。当時の私はどれだけ失敗を恐れてたのか。極端なところ、世の中は失敗に溢れているのよ、自分だけではないのよ。
気づくことが、当時の私にはできなかったのです。完璧でなくて良い、だから今を生きられる。完璧でない自分を受容する。
完璧にならない祝日、なんか計画しておけばよかった、けどそれも有りよ。まだ昼前だもの。そんな朝でした。
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