道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

潤いの雨

先日の雨に思う

 

 ここの所、雨が降ることが久しぶりに感じた、先日の話です。桜開花宣言があると、その後桜散らしの雨が降るのが、日本の季節のようです。今回は、桜も程々に咲く前の雨でした。

 

 

 ビニール傘を片手に、いつもの用水路が見える散歩道を歩いていました。空は真っ白で雨は降り続く、そんな散歩道。カラスやハトが、濡れた体を守るように、雨が当たらない場所、木陰にへ避難。彼らも一生懸命生きていることを感じました。

 

 と同時に、用水路の流れは普段よりやや速め。市政で放った鯉も何処へやら。自然の力とは、活かすも殺すも受け取り方次第かと思います。

 

 

 私の先輩に、営業で上手くいくために徳を積む、という方がいます。この休職期間で、その言葉を思い出すことが多くなりました。どんなことであれ、誰かの役に立とうとして動いたことは、自分にも嬉しいこと、有難いことと感じるようになりました。有難いって言葉は、有ることが難しいとも読めます。誰かに親切を行えること自体、有ることが難しい、そのように感じます。

 

 

 有ることが難しいからこそ、その場で見つけることのできた、徳を積む。雨が降って、水が流れて、蛇口をひねると飲み水が出てくる。当たり前のようなことが、有難いそう思います。自分の中の当たり前や普通、そのこと自体が、当たり前でもなく、普通でもなければ、いかが感じられるでしょうか。

 

 

 雨が降る日があるからこそ、水という存在を感じることができます。人間は水分がなければ生きていけません。潤いの雨という、表題をつけた理由は、改めて自身の心に当たり前があることを感謝し、誰かの為に徳を積める潤いある心を大事にしたい、そう思ったからです。

 

 

 お読み頂き、ありがとうございます。

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