道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

怒りの消化と対処方法

・忙しい師走だから発信したい

 

 師走。仕事も私生活もバタバタしてイライラすることも多い時期ではないでしょうか。現在休職中の私は、社会人になって初めて忙しくない師走を過ごしてます。昨年は30日まで仕事に追われていたことも、今は懐かしく思えるようになりました。今日は色々な方のブログを読ませて頂きながら、情報をインプットできる位です。

 

 読んでいたブログの中で、もし私の学んできたことの一部でもお役に立てればいいなあ、お役に立ちたいなという気持ちから、この記事を書こうと思いました。

 

・師走の特徴

 平月と比べると仕事量も多くなる傾向があり、プライベートのことでも日本人の風習として忙しくなります。当然イライラしやすくなります。仕事においては対人の悩みやイライラも出てくると思います。

 

・怒りの元を知る

 部下が思い通りに動いてくれない、取引先とのやり取りが上手くいかない、夫が家のことを何も手伝ってくれない、何度もお願いしているのに、などなど。

 まず、「怒り」は第二感情です。第二感情の前には第一感情があります。第一感情は「期待」です。自分が期待していることが守られないと、裏切られたと感じて怒りが生じます。「怒り」の元には「期待」があります。

 

・怒りを分析する

 「怒り」の感情が生まれる時には、「怒り」を生み出す出来事があります。指示が遂行されない、取引先とのやりとりが上手くいかない、夫が動かないなどなど。

 感情と出来事の間には、自分の捉え方が存在します。過去に起きた出来事は変えられません。出来事を起こした相手を変えることは容易ではありません。変えることができるのは、自分の捉え方と自分の接し方です。

 

・出来事の自分の捉え方を整理する

 職場に起きた出来事で例えると、「部下が言ったことを守らない」で検証してみます。部下は指示の内容や目的まで理解していたか。いつまでに、どのような方法でアクションしなければいけないか理解していたか。それらを直接本人に確認したかどうか、した上で出来事に繋がったか。実は部下は理解したふりになっていて、わからないことを質問できない状態になっていなかったか。

 自分自身が、一つの指示に対して捉え方を見つめて準備が必要です。

 

・今後に繋がるように伝える

 出来事と捉え方が整理できたら、部下への伝え方を変化させることが現実を変えるカギになります。

 一般的には、「なんで言ったことを(あなたは)できないのだ!」になると思います。「部下ができない」主語が相手になります。言われた部下からは、謝罪で本当の出来なかった理由は報告されず、また同じことが繰り返されるに戻ると思います。

 ここで、主語を私はに変換して伝えることで、相手の捉え方も変わる可能性はあります。言い方の順番は、行動⇒影響⇒感情の順です。

 

「なんで言ったことをできないのだ!」 以下に変換例

「あなたに頼んだ仕事がまだできてないので、お客様に喜んでもらえることができなくなってしまうかもしれない、私が説明不足だったのかもしれないけど、あなたに達成してもらい仕事だと私は期待して頼んだんだ」

 

 相手がいることなので、一概に全てのケースが当てはまる事ではありません。ただ、一般的には相手が故意でイライラさせるケースは少ないと思います。

 

 まだ年末の忙しさは続きますが、ほんの少しでもイライラしない年末を過ごしていただければ幸いです。

 お読みいただき、ありがとうございます。