道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

足るを知る者は富む

・足るを知る者は富む

 

 「満足することを知っている者は、たとえ貧しくとも精神的には豊かで、幸福であるということ。」googleで調べると上記の回答がでてきます。

 

 人間欲すれば欲するほど、感謝の気持ちが出てこなくなります。「ありがとう」の返答は「ありがとう」です。ただ、「ありがとう」と感謝の意を表しても、必ずしも「ありがとう」は返ってくるものではありません。時には自分からの一方的な「ありがとう」になってしまい、「ありがとう」と言うことに傷ついてしまったり、「ありがとう」と言いたくなかったり。そんなこともあると思います。

 

 自分は何も持たざる者、最初っから感謝されると思ってなければ、もし「ありがとう」の言葉が返ってきたらどんなに嬉しいことになるのでしょうか。欲しがり屋さんは、giveの後にtakeを前提に動くもの。相手のことを欲しがるがあまり、相手を所有物にしたがる。ブーメランの動きのように、与えたことには見返りがあると考えてしまいがちです。

 

 本日、小さな町の小さな劇場で、観劇をしてきました。舞台には5人位までの立ち振る舞い、最大10人位の役者さんが出演すれば舞台がいっぱいになるような演劇です。その中で、精一杯に声を出し、姿勢で表現をするリアルな演劇に感動を覚えました。本日の感想は劇団の皆様の想いと受けっとってます。

 

 感謝の気持ちについて。私もそうですが、見返りを求めたブーメランタイプの感謝に人間はなりがちだと思います。先日心理学で学んだことが、愛や感謝は一方通行の方が良いのかもしれません。返ってこない前提で考えると、相手への思いや労わりも、自分は傷つかないと考えてみて下さい。感謝は一方通行でも構わない、そんな人間になれればと思います。

 足るを知る者は富む、なかなか言えない言葉と、観劇して思いました。

 

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