道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

演劇ユニット「OCA PEOPLE(オカピーポー)」さんの「next カーテン!」を観劇し。

ふらっと観劇、あら感激

 

 私は小劇場でやっている演劇を、ふらっと、意図もなく観に行く趣味があります。若い頃、テレビの深夜番組で「劇団カクスコ」さんのお芝居を観てから、演劇を見ることが好きになり、ブログを開始する少し前から劇場で演劇の予定がある時は、当日券でふらっと入る趣味があります。

 全然、知らない劇団でも、というか全然知らない劇団ばかりの時代になっているので、よし!この日に観に行くぞ!、なんてことはないのですが。

 

 初めて観た「オカピーポー」さんというユニット。自分での認識と多少現実と違ったら申し訳ないのですが、伺った範囲内でご紹介します。

 D.R.P.さんという団体の中で、コンセプトに合わせながら演劇のユニットを作られているそうで、その中の一つがオカピーポーとのこと。会場整理をしていた劇団員さん?団体関係者さん?の若い男性が愛嬌良く教えてくれました。また、ブログに乗せることの許可も頂き、私も一度は演劇、特に小劇場系のことを発信したいと思っていたので、今回綴ることになりました。

 

 

「next カーテン!」概要

 今日、千秋楽予定とのことで、ネタバレ無し程度かな?の範囲です。

 舞台は地方の高校の演劇部。部員3名で存続の危機があり、新入生歓迎会に力を注ぐ演劇部員。そこに思わぬ展開で、入部希望者が。新入部員オーディションから、演劇大会までの笑いあり、涙ありの道のり。OBや顧問もそこへ絡み、エネルギーがさらに拡大。演劇大会の審査結果はいかに?

 といった、流れをそのシチュエーションに合わせ、章区切りでテンポよく進んでいきまいた。個性の強い個々のキャラクター、細かい仕草のキレ、何より若い演者さんの気持ちが伝わってきて、心地よいお芝居だと思いました。

 

 

感想と所感

 今まで観てきたお芝居と、ちょっと工夫されている点が良い意味で違うな、っと思いました。

 

・演者と観客の距離感

 経験は多い方ではありませんが、だいたいお芝居って前説と終わりの挨拶以外の、お芝居の最中は、舞台は舞台、客席は客席といった空間に区切りがあるもの、演じる演者と観る観客といった感じて、それぞれ芝居中は交わらないイメージでした。

 このお芝居では、所々、演者が観客に空間の区切りが内容なお芝居があり、どこまでが台本でどこまでがアドリブなんだろうという、劇場の一体感を演出するお芝居が印象的でした。

 

・新しいのか、ノスタルジックなのか

 私は演劇部の経験もないですし、演劇経験はありません。なので実際の演劇部のニュアンスはわかりませんが。同じ演劇部でも若い世代の方と諸先輩方の雰囲気って、違うと思いますし。スマホでゲームをしたり、コンビニが近くにある設定だったりと、設定は新しめの時代感がありました。キャラクターの設定に90年代感というか、もっと前の世代感が感じられることがありました。

 昔の漫画にあった、ゆうきまさみ先生の「究極超人あーる」の世界のような、平成というよりは昭和後期に近いような雰囲気があり、若い世代の演者さんが、レトロなお芝居をしている。昭和生まれの私でも、世界観に入りやすい、そんな印象が大きいです。

 

・所々で心理学的要素が見え隠れする

 青春群像とフライヤーにあるように、若さとコメディとの感情溢れるお芝居でした。所々ポイントで、ヒプノセラピー(催眠)やインナーチャイルドの癒し、自己愛といった心理学的な要素が、ポイントで、シリアスポイントで出てきました。

 私の考え過ぎかもしれませんが、観劇でそんな体験は初めてだったので、共感する部分は多かったです。演者さんだけでなく、脚本の方の魅力を感じるシーンでした。

 

 

 色々記載してきましたが、心動かされる良い時間を過ごさせて頂けたことに、感謝の気持ちです。

 私はエンタメで救われることも、人生の中では多くありました。少しでも、若い世代の方へ還元できる生き方ができればよいな、そう思ってます。演劇に関心がある方いらっしゃいましたら、近くの街とかで公演があれば、若い役者さん達を応援頂ければと思います。

 

www.bydrp.com

 許可を頂いたので、HPリンク貼り付けます。

 

 お読み頂き、ありがとうございます。