見返りは求めない
先日、とある人からこんな話を聞きました。
「仕事中に部下の仕事ぶりを見ていて、自分だったら効率よくこうするんだけどなあ、と。これ見よがしに部下の近くで仕事をしていたけど、まるっきり見ようともしなかった。その時は心の中で突っ込んだけど、自分がしたいからしただけだし、根気強く気づいてもらえるよう頑張ってるよ」
また、ある人からは
「娘が絵本が好きで、同じ本を何度も食い入るように読んでいる。ある日、お土産で好きそうな絵本を買って帰った。娘も喜んで読んでくれたが、翌日以降その絵本は本棚から出ることがなかった。最初は寂しかったが、娘にせがまれて買ったものではないからね。喜んで欲しいって、親のエゴだったかな」
といった話を聞きました。
私は話を聴いて、素晴らしく感じました。自分が誰かにしたことに、見返りを求めないように自分の気持ちを整理されていたからです。最初はイラっとしたり、しょんぼりしたり、人によって違いましたが、それぞれ気持ちを消化されてました。この人たちは、今後も愛を与えて、与え続けるのでしょう。
Give & Give
ビジネスではTakeがないと成立しませんが、人を愛する気持ちはGiveだけの方がよいのかもしれません。損得勘定抜きで、自分がしたいからしたと思ってる人は、相手を愛した自分も愛しているからです。
今回は仕事や子育てに関する話でしたが、他の対人関係でも同じようなケースがあるかと思います。期待するがうえの、落ち込みや怒り。感情は自分の考え方で消化できることを学ばせて頂きました。
「自分がしたいからしただけ」
お読み頂き、ありがとうございます。