道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

「後悔は未来に立つ」

今を自分しっかり味わって生きる

 

 「後悔先に立たず」:事が終わってから「ああしておけば」「こうしておけば」と悔やんでも、そうした考えは、事前には気がつかない。終わったあとでいくら悔やんでも、取り返しはつかないものであるということ。また、後悔しないよう実行前に熟考しておけという教え。  

高橋書店 実用ことわざ新辞典より引用

 

 過去のことを悔やむ、相手に対しての自分の姿勢を悔やむ。生きていれば、大なり小なり、多かれ少なかれ、そんな時ってあると思います。私も「後悔先に立たず」ということわざは、上述の辞書通りに捉えてました。今回発信したいことは、その状況の方もいるかもしれないと思い、経験談も交えて、少しでも役に立てたらよいなぁ、と思い記述したいと思います。不要であれば、ゴミ箱にでもい入れて下さい。

 

 

 私は以前、生きてきた中でどん底の時期がありました。詳細は良い言葉が生まれないくらいなので綴りませんが、とにかく毎日を生きることで精一杯でした。毎日を生きるだけが、食べる、眠る、時間が過ぎていくのを待つ、これらをこなすだけのエネルギーを使うことで精一杯でした。

 

 後悔に押しつぶされ、自分を責め、辛い毎日が4か月位過ぎていきました。このままだと、本当に心身共にまずい。わかっていても変えられない。

 なんとかしようとして、自分を変えようとして、その時取った行動が、YouTubeにコメントを書いてみる、という行動でした。最初の一歩でした。

 

 YouTubeにコメントを書くなんてこと、今までしなかったのに、書いてみました。これだけたくさんの人が観ているメディアで、再生回数も多い動画だったので、返信の期待はせず、ままよ、と思いコメントを書きました。数時間後、返信がありました。その時に返ってきた言葉が「後悔は未来に立つ」でした。

 

 当時の私には、前向きな言葉をもらったのだ、と意味の解釈が上手くできず、それでも返信があったこと自体に感動を覚えました。目的が持てなくなっていた自分、かといって偏ってすがってしまわない考えも持ち、自分の今後の人生の選択肢の一つとして心理学の勉強を始めました。

 

 そこから半年位が過ぎようとしています。様々な経験がありましたが、今は幸せを感じやすく、ストレスを感じにくい自分になってきました。外に幸せを求めなくても、自分が自分で毎日起きて、ご飯も食べれて、行きたいところに足が連れて行ってくれて、欲しいものを手に取れる。もっと言えば、街を行きかう人が笑顔でいれば、幸せのお裾分けをしてもらったことへ感謝を感じられ、不機嫌そうな顔の人がいれば、この人も今大変で頑張って生きているんだろうなと共感できる、そんな心境でいます。

 

 

 過去と相手は変えられないが、自分と未来は変えることができる。だから、今日という日を丁寧に生きていく。そして何か、自分を変えることのできるチャンスがあるならば、どんなに小さくても良いから、一歩踏み出してみる。他人からどう思われたとしても、自分の人生だから、小さい一歩を踏み出して、進んでいくにつれ、きっと自分は変わっていける。

 

 苦もあれば、楽もあり、幸せは今にある。期待するから、不安も怒りも生まれる。過度な期待はすることなく、今をしっかり味わって生きる。後悔は今を味わえなかった未来に立つ、今はそう解釈しています。

 そんな生き方もありではないでしょうか。

 

 お読み頂き、ありがとうございます。

青空も素晴らしければ、曇り空も素晴らしい

 

 

 

 

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