道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

水面に浮かぶ鯉

水辺に薫る緑

 

 私は柿の木の葉が好きです。春には黄緑色の淡い色で、初夏に向けて濃い緑色に変化していく様が観ていて季節を感じるからです。心理的には、黄緑色はこれからの成長の兆し、緑色は成熟した状態と言われます。黄緑色の新芽は天麩羅にして食べるということも聞いたことがあります。残念ながら、まだ食したことはないのですが。

 

 

 季節は初夏。シマトネリコやソヨゴなどがふわふわと、そよそよと。風は心地よく、太陽は眩しく。ほんのり汗を流す散歩道。小川のすきまから顔をだし、音をたて泳ぐ鯉。顔を出したところにパンを切って投げる好々爺。何もかもが微笑ましい。緑は徐々に濃く、生命力強く。これからの空は澄み切りながらも、深く蒼く。実りの秋へ向けて着々と。

 

 

 メンタルヘルスには、自然を感じることも有効だと思います。今日の緑、今日の風、今日のさえずり、今日のせせらぎ、今日の太陽。どれもこれも、私達は当たり前のことのように過ごしていきます。

 

 

 一期一会。今日出会えたことは、明日も出会えるとは限らない。だからこそ、愛おしく、美しい。この今に私が感じている思考も、明日も同じだとは限らない。だからこそ味わい深く、愛おしい。こうやって文字を綴っても、一文字前は過去。だから大事にしたいし、大事にしてもらいたく願う。

 

 

 すべての人のこの瞬間が幸せでありますよう。

 

 

 お読み頂き、ありがとうございます。