道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

若葉の頃

新芽が若葉に艶っぽく育つ時期

 

 気温もグッと上がり、この前まで新芽が出始めていたマンションのシマトネリコの木も、鮮やかな緑の若葉に育ってました。この時期の若葉はみずみずしく、何とも言えぬ美しさを表現していました。季節を感じ、穏やかな気持ちになりました。以前と変化しつつあるものの、四季のある日本に生まれて良かったと感じます。

 

 

 春に新芽が芽吹き、初夏の艶っぽい若葉に育つ。夏は暑さに耐え、実りの秋を迎え、冬には春に向けて準備する。花の咲く時期、実の成る時期、落葉するもの、しないもの。樹種によって様々な特性があり、樹種の中でも個性があるから美しい。

 

 自然が美しく感じるのは、その姿から生命の動きを感じられるからではないでしょうか。植物は言葉もなければ、さえずることもなく、動きもしませんが、淡々と命を紡いでいます。静かに、力強く。

 

 

 私はこの、緑の光景を眺めている時に、人間の一生と重ねることがあります。

 

 生命を宿してもらい、成長していき、次の世代へと実りを残し、次の自分への準備をする。花を咲かす時期や、実を付ける時期、それぞれでしょう。

 仏教用語の輪廻という言葉が、しっくりくると思ってます。肉体は滅しても、魂は滅せず、次の肉体に宿る。人間も自然の一部と感じられます。

 

 

 いずれ放っておいても、その時は来るのだから、今日の自分を充分楽しんで過ごしたい、そんな初夏の朝でした。

 

 

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