道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

禁煙初日

「道助、最後の一本はもう終わったぞ」

 アレン・カー氏の「禁煙セラピー」を読み終えました。その中の一説を「アレン、最後の一本はもう終わったぞ。」って印象に残りました。言ってみたかったので。何はともあれ、本日最後の一本を吸いました。読後の私が捉えたポイントと、具体的な私の思考と行動の変化を綴っていきたいと思います。

①読書から学んだこと

 病気になるリスクが高い、吸わない人の迷惑になる、費用がもったいない。たくさんの方から言われてきました。私も自覚はしています。

 本書に書かれていたポイントを私の捉え方でまとめると以下になります。捉え方は人それぞれと考えてますので、個人の意見として書かせて頂きます。

 

・禁煙することは簡単で誰にでもできる。

・そもそも喫煙は必要なものではない。感じることはすべて幻。麻薬依存と同じ。

非喫煙者だったころは一本から誰もがスタートして、止められない罠に落ちる。

・少しの喫煙ですぐ病気にならないことは、みんな分かっている。

・残りの人生いくら喫煙にお金を払い続けるか。

・精神力や根性では禁煙できない。喫煙から失うものより禁煙で得るものを意識する。

・大事なことだと思ったのでもう一回、喫煙は必要ではない。麻薬依存と同じ。

 

 大雑把ですが、著者が伝えたかったことだと思いました。

 

②私の具体的な思考の変化

 思考の変化は、喫煙の必要性、経済性について、自分を考えて客観視できたことです。

 まず、喫煙は何に必要か。私は眠気覚まし、考えごとの時間にタバコを吸いたくなることが多くありました。コーヒーやミントのタブレットでも良いのでは、と今は考えてます。あとは習慣的に、灰皿のあるところに来たら、タバコに火をつけることを無意識にしてました。本の中では、代替品の禁煙パイポやガム等は逆効果とのこと。タバコを持たない、灰皿の近くに行かないといった、行動、物理的戦略で行こうと思います。

 そして、経済性。私は一箱分580円を毎日365日払い続けています。年間でタバコにかける費用は単純計算で211,700円。これだけあれば何に使えるか、積立投資分位にはなってしまうと考えると、より現実感が湧きました。

 

③私が具体的にとった行動

 著書で、禁煙後三週間位離脱期間がある、その期間我慢するという考えは間違っているとのことでした。要は期間が過ぎたら喫煙者に戻るからというわけです。もうタバコを吸わないことが素晴らしい、って感じることとも書かれてます。最初から禁煙は苦しいものだと感じてはだめとのこと。

 直感からスタートした、今回の禁煙。分析はできたけど、決心は固いわけではありません。緩いわけでもないのですが。では、どうしよう。そう考えて、ちょっとだけ工夫することにしました。

 

 心理学で催眠療法を学びました。J・H・シュルツ博士が考えた、リラックスした時にでる脳波のα波をだす呼吸を意識した訓練法です。

 部屋を暗くし、ヒーリング系のCDをかけ約20分、腹式呼吸でゆったり座りながら呼吸を繰り返します。私は息を4秒口から吸って8秒吐きます。その間、自分の認識した本の内容と禁煙後した後のメリットがあることを心の中で思いました。20分後、タイマーがなったりました。目を開けるながら最後の一服が待っている、と自分に伝えながら。自己暗示にかかっている、もしくはかかっているつもりかもしれませんが。

 そのまま外で、残した最後の一本に火をつけました。美味しい!って気持ちはなく、まずいとすら感じました。嘘のように感じられる方が、多いと思いますが。実際自分も半信半疑ですから。

 

 最後に、明日から今回の実験の検証に入ります。直感的に始めた禁煙なので、良くてもダメでも、偽りなくブログに記していきます。同時にせっかくの機会なので喫煙についても、関心を持って知識を探してみようかと思ってます。

 自分なりの禁煙セラピーを作れたら良いかなと思ってます。