桜咲く季節
年度の終わりが近づくと、ふと心に余韻のようなものが残ります。別れや一区切りが寂しく感じる一方で、同時に新しい出会いや始まりの気配も感じ始めます。終わりは悲しみだけでなく、新しい一歩の準備でもあるのかもしれません。
アドラー心理学には「目的論」という考え方があります。人は過去に縛られるのではなく、これからどうしたいかという目的に向かって行動する存在だという考え方です。
今感じている別れの寂しさも、「次に誰かとどう関わっていきたいのか」「これからどんなふうに自分を生きていきたいのか」という、新しい目的への扉なのかもしれません。
出会いと別れは、季節のように巡ってきます。別れがあるからこそ、出会いの尊さに気づくことができ、出会いがあるからこそ、別れの重みも感じられるのでしょう。
今年度がどんな一年だったとしても、それは確かに歩んできた証です。そして、新年度はまだ何も描かれていない白紙のノートのようなもの。これからどんな色で、どんな言葉で、日々を綴っていくかは、今の自分が決めていけます。
終わりは、始まり。寂しさと期待が入り混じるこの季節だからこそ、自分の目的に目を向けながら、新しいスタートをあたたかく迎えていけたらと思います。
