道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

この街には何人似た人がいるのかしら

他人の空似

 街を歩いていて、見知らぬ人から話しかけられたり、誰かと間違えられることがあります。しかも地元で。

 

 「あれ、今日休みなの?この前はありがとうね」と言われて戸惑う瞬間。覚えていないだけで何かでご一緒させて頂いた人かなと、とりあえず反応します。

 

 相手の話が進むにつれて、別人と間違えていると確証します。「多分、人違いじゃないですかね」なんて言っても、「何言ってるのよ」みたいな返答で肩を叩かれる。私の名前を言えるか訊いて初めてここで、別人だと気づいてもらえたりします。

 

 小さな街なのに、過去2回あります。どんな意味があるのか、考えさせられる瞬間。

 

 人生には、必然的な偶然の出来事が現れる瞬間があります。心理学者カール・グスタフ・ユング博士は共時性、シンクロニシティと提唱されました。

 

 シンクロニシティ呼ばれるその現象は、何の因果もないように見えて、心に何かを問いかけてくれるようです。たまたま出会った人や、何気なく耳にした言葉が、自分の状況にぴたりと重なることもあるかもしれません。

 

 ユング博士は集合無意識といい、無意識の中で他の人の無意識と繋がっているという説です。私たちが目に見えない不思議なご縁を感じることも、そのような考え方で捉えることができると思います。

 

 どんなに短い交流でも、そこには何か意味があるように思えます。他人に間違えられることさえ、その一瞬だけのご縁なのです。そして、そのご縁がきっかけとなって新しい物語が生まれることもあるかもしれません。

 

 言葉には力があります。一言の挨拶や、何気なく交わされた会話が、私たちの心に小さな変化をもたらします。偶然の重なりや間違いであっても、そこに潜む意味を少しだけ意識してみると、新しい視点が広がるかもしれません。

 

 他人に間違えられること、それすらも何かのご縁と捉えてみる。そんな些細な出来事の中に、人生の面白さが隠れているのかもしれません。

 

 

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