道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

ジョークとユーモアの違い

知らなかったな

 ふだん使われている言葉でも、意味を知らないことが多いなと気づきました。先日、日本メンタルヘルス協会でゲスト講師で登壇された文化団体「笑顔共和国」大統領、福田純子先生のお話ではっとしました。 

 

 以下は、Google先生から引用

 ジョーク:冗談。しゃれ。

 ユーモア:人間生活ににじみ出る、おかしみ。上品なしゃれ。人生の矛盾・滑稽(こっけい)等を、人間共通の弱点として寛大な態度でながめ楽しむ気持。 *googleより引用

 

 パット見では、ジョークの方が広義なのかな程度しかわかりません。以下が福田先生の解釈でした。

 

 ジョーク:自分の外にあることが笑いの素材。自分以外の誰かを笑いのネタにして笑うこと。対象の人や出来事を笑う。

 ユーモア:自分自身が笑いの素材。自分自身の滑稽さや失敗談を笑いのネタにして笑われること。自分自身を笑ってもらう。

 

 

 ディスカッションで出た意見ですが、会話言葉にすると「あの人はユーモアのある人だ」という言葉はポジティブな印象を持てます。「あの人はジョークが上手い」という言葉は皮肉がかった印象を持てます。という感じ方もあります。

 

 

 ジョークとユーモアの違いの本質は何か講師から解説がありました。

 

 ジョーク:笑いの対象にされている自分以外の誰かが、傷つくこともある。

 ユーモア:誰も傷つけることはない。自分を笑われる対象にしているのだから。

 

 

 いつも自分を笑ってもらっていると、時には「あなたは、阿呆みたいね。」って言われることもあるそうで。その時は「阿呆みたいではないの、私は阿呆なの!」と返すそうです。本質を知って、心の器に余裕があるからできる返事だと感じました。「私は阿呆ではありません!」って返しそうなものですから。

 

 

 誰かを傷つけて笑う位なら、自分が笑われて笑顔でいたい。利他の精神が滲みでている考え方だと感動し、とても深い学びと気づきを頂けたと感じました。

 

 

 お読み頂き、ありがとうございます。