この言葉を初めて聞いてから
早いもので、季節が二つ通り過ぎていきました。
そして、もうすぐ三つ目。
月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也
落ち込む時は、中途半端に落ち込むのでなく、とことん落ち込んだ方が悩みが後に残らない。そんな意味だったと思います。自分の記憶の曖昧さ、まあさて置き。あの時の私は、泥沼のように、沈みに沈んでいました。この言葉に救い上げられた、そんな感覚は今も生き続けています。
現在は少し変わりました。あの頃の私は、自分で自分を守れませんでした。今は、出来事に対して捉え方を変えることで、感情をプラスの方向にコントロールすることが、少しは出来るようになれたかな、そう思います。現在は少し変わりました。
気がつけば、陽射しも初夏の様相に。小川のほとりには立葵が咲き始めました。どんどん、流れるように時間は過ぎて、それでも花は咲き、水は流れていきます。小さな足取りだとしても歩み、変われている自分を褒めてあげたい。
現在は少し変わりました。
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