道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

自然に治癒されていく

たまには自然を浴びに

 

 ゴールデンウィークも明けて、だんだん暖かいから暑いにスライドし始めていると感じるこの頃です。冬の間の寒さは徐々に記憶から薄れ、ほんの少し前の暖かさもいつのことやら、五月はだんだんと夏に結び付けていく、そんな時期だと感じます。この頃になると、今年は梅雨はあるのだろうか、猛暑なのか冷夏なのか、なんて考えが通り抜けます。恐らく猛暑なのでしょうが。アジサイの花芽が芽吹き始めていることを眺めながら、そんなことを思っていました。

 

 

 さて、以前より私は朝散歩を認知行動療法として習慣化してました。雨の日は別として。冬の間は8時近くにならないと、朝日が出なく少しリズムも崩れましたが。最近では5時近くになると、陽射しが窓から入ってきてます。近所の街を朝散歩する時間も、通勤時間より早まり、納得いく散歩です。

 

 この朝散歩、朝日を浴びて精神を安定させるホルモンである、セロトニンの分泌を促する役割もありますが、私にとっては何も考えず歩く自分に集中する、歩くマインドフルネスの役割があります。スマホも見ず、何歩歩いているかも考えず、刺激を受けるとしたら小川の流れや、花の香りのような自然から受ける感覚です。この時期は、ジャスミン系の香りに癒されています。

 

 

 街中でもそう感じるので、先日近くの渓谷まで足を延ばしました。

 

 

 木の香りや草の香り、水の流れる音や景色、木洩れ日を微かに感じながら、野鳥のさえずり、空気の冷たさ、岩や苔に触る感触、自然の癒しがあるなあ、とほっこりと。道行く人々も、無意識に幸せそうで。たまには、少し遠出もありかな、と。そこまで遠出してないのに、そんなことを思いつつ。人は自然に癒される、文明的な物にも癒される、甲乙つけがたい。賛否両論。まあ、どっちでも良いのでしょう。もともとある自然の癒しは、何百年、何千年前からあったのだと、尊い思いになるだけで。

 

 

 人間の体は、自分自身の体の中で、精神を落ち着けたり、幸せを感じたり、奮起したりできる、各種のホルモンを作ることができます。自然に触れることで、自分の中から作り出せるホルモンを、外部から求めがちになります。お酒やタバコやギャンブルなどは最たるところで、ビジネスでもプライベートでも、関わる相手に求めようとしがちなもの。

 

 自分の中から引き出せるものを、一度見つめ直し、自分の心で癒していくことが本来、人はできる生き物です。自然に触れることで、本来の治癒力を取り戻していく、そう思います。近年、自然を大切にしようという社会の動きは、そんなことも関係するのでないかな、そう思いました。

 

 

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