まだ行ける
15年位前の先輩の話です。当時、業務課といった部署で、今ならば庶務課とシステム課をこなしていた先輩からの一言を思い出しました。
毎日、同じことを続けることは、意外と簡単ではない。私はデータをバックアップして、退社することが日課の勤務形態だった為、毎日のルーティーンの中で業務を積み重ねてきました。ある時、バックアップを忘れてしまい、先輩に教えを乞いに伺った時の言葉です。
毎日、毎日同じような仕事をしていると、そのような時も存在する。そんな時の部場があるから、本社機能に業務課が存在するのだよ、と。同じことを繰り返すことは、簡単だと思われがちだが、難しいことを学んだだろう、ならばそれで良く、今後に生かしてね、と。
バックアップの忘れは、当時の私にとって痛恨のミスだったと思ってました。終わった、なんて考えていたところ、助けに船、救いの言葉で、感謝した記憶があります。安堵し、先輩と笑ったことも忘れていません。
人間、一人でできることは、意外と少ない。誰かに助けられることの方が、仕事をしていると多い。そう、学ばせて頂けたことに、今でも感謝しています。
笑えている時は、まだまだ大丈夫。まだ行ける。
そんな話を、ふと思い出す今日でした。
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