道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

音楽と音のメンタルケア

音・音楽の力

 聴覚。音や音楽は耳を通して、私達の脳の深層意識に直接訴えかけると言います。普段普通に起きて、普通に感じている音または音楽にも人を幸せにする力もあれば、人の生活に直接訴えかける力があります。何気なく感じている、音の世界について、少し記述できればと思います。

 

・日常生活に訴求する音楽

 先日のクリスマスのように、クリスマスソングが流れると人はクリスマスを意識します。同じように、雅曲が流れると、元旦や正月を意識するものです。音楽はそれだけ、人間の無意識に直接作用します。例えば、朝入ったばかりの喫茶店やカフェなどで、入店直後に「蛍の光」が流れてきたら、私たちは無意識のうちにあれっ、もう閉店?って思わないでしょうか。それ位、音楽を通して伝わってくるものはあると思います。

 

・日常に感じる音

 私の住む地域だけかもしれません。今年は植木屋さんの剪定ハサミの小ぎれいな、パツッ音が聞こえませんでした。コロナによって、庭木どころではないといったこともあるかもしれません。逆に、場所柄なのか救急車やパトカーのサイレンの音がたくさん聞こえることが多くなりました。普段は気にしない音ですが、体調が悪い時などは、不安感をあおって、不安になることもあります。

 

・全ては感じるがままに

 音や音楽は、考えて耳から捉えているものではないと改めて認識しました。自分にとって気持ちの良い音、気持ちの良い音楽は人それぞれだと思います。心理学でのセラピーでは癒し系の音楽を流しながら瞑想したり、呼吸を整えたりすることが多くあります。ですが、人それぞれ癒しの音や音楽は違うはずです。若いころ熱中していた音楽や、人生の別れ道で聞いた音楽、お世話になった人から教わった音楽、子供の頃からずうっと聞いていた音楽。私のように剪定ハサミの音だったり、焚火の火の音、満員電車で流れてくる扉が閉まる音、夕方17時になると公園のスピーカーから流れてきた夕焼け小焼け。色々なシーンで音楽や音は人の心に、無意識の脳に訴えかけます。

 

 もうすぐ年が変わります。皆さまにとって、今年の心を癒した音楽や音、いかがでしたでしょうか。その瞬間瞬間が、幸せな音楽、音でありますよう。そう思い、筆を下ろさせて頂きます。

 お読みいただき、ありがとうございます。