道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

「言葉の棚卸し」 第52回目

今まで良い影響を受けた言葉を棚卸ししてみる 52

 

「足るを知る」

                          古代中国思想家 老子の言葉

 

 どのようなことでも、満足できるという意識を持つこと。満足できる心があると、些細なことと思えるようなことでも、そのことから幸せを見つけ出すことができる。

 

 私は他の記事や文章の中でも「ハードルを低くする」という表現をすることが多いかと思います。ハードルを低くすることで、どんなことでも有難く感じることができるし、幸せに感じることができる。また、ハードルを低くすると出来たことへの承認がしやすくなる、そう考えます。

 

 「ハードルを低くする」の根底にある考え方に影響を受けた言葉が「足るを知る」です。

 

 

 心が落ち込んでいる時は、どんなことでも幸せを感じられる心持ちで。今日起きれた。会社に行けた。仕事に取り組めた。ご飯も食べれた。帰ってこれた。ゆっくり眠れる。よくがんばった。小さな幸せは毎日の中に転がってる。気づかずにいても、時間は過ぎ去っていく。ありがとうはそこら中に溢れている。

 

 

 何かに取り組んでいる時は、ハードルを高く上げてしまいがち。目標に向かって行くにはハードルは低目からのスタート。できなかった、という思いは蓄積されてしまう。いつのまにか自分にできない人間ってレッテルを張り付ける、自分自身で。まずは飛べる高さで、自分を承認して褒めて、次のステップへ。大丈夫、今日の自分はやれることをできている。今日の一日はこと足りている。

 

 

 充実した満足できる毎日を過ごしたいって気持ちになる時には、満足できることに気付かなかっただけではないか、といった自分へ疑念を投げかけることで案外幸せだったりする。

 

 そんな考え方で日々を過ごせるようになった、大事な言葉です。

 

 

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