道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

「言葉の棚卸し」 第47回目

今まで良い影響を受けた言葉を棚卸ししてみる 47

 

「上善若水」

                              老子に書かれた言葉

 

 「上善若水」とは天地自然の働きに身を任せるの意。

 

 柔軟な水のように、自然の流れに沿って生きていくことという視点。

 

 水は人間の体を維持するものでもあり、温まったり冷めたりして適温を保ち、水蒸気になり気体にもなれば、氷として固体にもなる。溶かし清めることもあれば、溶かし毒となることもある。

 

 海の穏やかさや荒々しさを表現するのも水であれば、川の流れのように岩にぶつかった時に道を変えるしなやかさも水の姿。

 

 私は心の持ちようを、水のように持てればと感じた言葉です。柔軟さや静けさや荒々しさ。時に台風のような激しさもすべて水。人の心も様々な面がある水のよう。状態やタイミングで形を変えれど、循環し続ける。

 

 「心には淵なるを善しとし」という言葉では、深く静かな心で欲望のさざなみを立てない状態を善しと言われています。

 

 心の状態は自然のままに在ることが健康によいのかもしれません。

 

 反面、自然の法則に抗うこそという考え方もありますが、それはまたいずれ。

 

 

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