道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

若い頃の夏は苦しいなりに充実してた気がする

ブルースの流れる夜

 

 昨日よりはましとは言え、今日も暑い日が続いております。皆様ご体調いかがでしょうか。もう39度を超えるのは熊谷だけではないのだな、などと関東圏の人間は思った昨日でした。

 

 暑い日に思い出すことは、若かりしころの思い出です。あの時、私は1Kのマンションに住んでいたのですが、エアコンがありませんでした。当時は貧乏学生、扇風機を買うお金もなく、冷房と言えば団扇と冷水シャワー。冷蔵庫はあったので、氷でした。部屋はサウナ状態で、窓を開けると破れた網戸から黒い虫が侵入して来る確率が高い場所だったので、開かずの窓。

 

 日中は大学だったり、自転車で30分のバイト先の飲食店に逃げ込み、エアコンの恩恵を授かってました。暑いと思うから暑いのだ、といった昭和の根性論を御旗に掲げ、水道水頼りの毎日。脳みそも溶けてくる日中は、とにかく避難することに全力を尽くしていたと思います。

 

 

 日が沈んできたら、近所で安ワインを買って帰宅。そのワイン代を貯めて扇風機でも買っていれば良かったと、日々後悔する仕草。まあ、後悔してなかったから、貴重な夏を送れた訳で。

 

 一滴のワインと、ブルース。それが若かりし夏。ブルースはもともと、アメリカに連れてこられた人々の魂の歌。苦しさの中から生まれた音楽。だから、曲や歌に深みがある。

 

 

 あの頃は肉体的には苦しかったけれども、精神的には充実していた気がするのです。今よりは。縛られるものが少なかったからなのか、偉人へ対する敬意なのか。今日は、何故かそんな過去を思い出したので、残したいと思いました。

 


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