月が綺麗ですね
昨晩、眠れずに夜道を散歩していた時に見上げた空の月が素敵でした。満月かと思い調べたところ、満月は今晩とのことでした。昨日の時点から、今日はこの記事を書こうと思っていたものの、生憎の曇り空。雷なども鳴り出して。すべてが上手くいくわけではない、そう思いながら文字を起こしていきます。
文豪、夏目漱石が訳した「I love you」という言葉。「君といると月が綺麗ですね」と訳す。どんな数回の「愛しています」よりも、「あながが好きです」よりも、伝わる思い。
私がこの言葉を知ったのは、テレビドラマの相棒だった気がします。その時は「月が綺麗ですね」と訳されていた印象です。違ったら杉下右京警部にお詫びします。ロマンティックな言葉だな、そう思っていました。
「君といると」が入ることで、愛の告白なのだと改めて思いました。
日本語は美しく、且つ自由で繊細。言葉一つで感情を揺さぶる。そこには想像を促す余地があるから、「わびさび」、「情」の余地があるから。
私はあなたを愛しています。ストレートな言葉も良いかもですが、こんな感性のお洒落もまた乙に思えます。日本語の素晴らしい部分でもあるかと思います。
しかしながら、英語のストレートな表現も心を突き刺すことがあります。心理学者のカール・ロジャーズ博士の言葉を最後に。
I love you , because you are you
あなたがあなたで在ってくれるからこそ、私はあなたが愛おしい
お読み頂き、ありがとうございます。