道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

無理をしない

「焦点をずらすゲシュタルト療法」

 自分が変えたい価値観、「やらなければいけないことは、無理をしてでもやらなければいけない。」という価値観があります。心理学を学び始めた中で、ゲシュタルト療法というメンタルケア方法に影響を受けました。

 

 ゲシュタルト療法では、マイナスの部分に焦点を合わせることでなく、マイナス以外のプラスの部分に焦点を当てることで考え方を変えていくと学びました。大きな円に小さな欠けがあれば、人間は小さな欠けを気にしてしまう生き物です。大きな円がポジティブなことだらけでも、小さな欠けのネガティブなことを気にしてしまいます。

 

 毎日生きていると、ネガティブなこともありますし、心もその日によってコロコロと変化していきます。昨日は全然気にもしなかったことが、気にったりすることもあると思います。


 

 私は朝の寒さが苦手です。「寒い」という部分に焦点を当てると、布団から出たくなくなる位、本心はズボラです。私はこの一か月続けている、朝起き直後の散歩の習慣があります。この散歩の途中に、朝日で温まったり、食欲がでてくるメリットを感じてます。以前より朝食を楽しむ余裕もできた気がします。「寒い」の他の部分に焦点をずらすだけで、寒いことすら気にならなくなっていきます。

 「寒い」と感じた時は、目を閉じてテレビのチャンネルを変えるようなイメージで、「散歩」、「朝日」、「朝食」、「余裕」とポジティブな要素の多い、円の欠けてない部分へ意識をスイッチさせます。ほんの数秒の意識の切り替えで、一日が味わい深いものになると思います。

 

 「やらなければならない」と感じた時は、円の欠けの中に頭を突っ込んで周りが見えなくなります。周りの「やらなくてもなんとかなる」「他の方法もある」などなど、チャンネルを切り替えれば、視野が広がります。無理しなくてよい自分が、きっと居てくれると私は信じてます。