道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

人と接する上で大事にしていること

日常的に大事にしている考え方

 

 人は人と接するってことは生きている。

 

 私は日常生活でもカウンセリングの場でも大事にしている考え方があります。今日はその中の一つを綴っていこうと思います。

 

 

 「かもしれない」という考え方。自分の考え方や価値観や気持ちは、自分の中で把握しやすいものだと思います。自分の信念はこうで、自分はこういう判断基準を持っていて、今の自分はこのような気持ち、など現状把握はしやすいと考えます。

 

 一方自分以外の他人に対しては、これらの把握は難しくなります。相手の考えや気持ちを100%理解することは、どんなに親しい関係の人だとしても不可能なものです。正しいか間違っているかを決めるのはその人なのだから、私には不可能です。

 

 「かもしれない」と考えてみると、仮説を立てることができます。この人は少し落ち込んでいるのかもしれない、だから優しい言葉を選んで話そう。など。違ったとしても内省して、別の仮説で取り組めばよいのです。落ち込んでいるような雰囲気だったけれども実は元気なのかもしれない、だから優しい言葉で今の気持ちを聞いてみよう。元気だったら明るい話題もふってみよう。など。

 

 「かもしれない」と考えると、相手とのコミュニケーションもスムーズになります。

 

 私が捉えている「かもしれない」の効果は相手を決めつけなくなることです。この人は絶対にこういう考えの人だ、この人は絶対に期待を裏切らない人だ、とか。自分の先入観で絶対と決めつけて人と接すると、期待と違がった時に二次感情で怒りや不満、悲しみの感情が湧いてきやすくなります。

 

 自分で決めつけているだけなのに、相手の結果が異なると不快を感じて笑顔も曇るもの。

 

 「かもしれない」と考えて人と接すると、自然と平常心でいられます。

 

 人と接する時以外にも、仕事や出来事、自分自身の内省にも私は普段使っています。この考え方が定着してからは、特に外から受けるストレスはほぼなくなりました。絶対に正しい、絶対に間違っていると考えるのでなく、お互いが笑顔でいられる為に「かもしれない」と考えて実行するだけです。

 

 笑顔で「かもしれない」と考えていると、毎日は心安らかに過ごせると考えます。

 

 

 お読み頂き、ありがとうございます。