道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

「言葉の棚卸し」 第39回目

今まで良い影響を受けた言葉を棚卸ししてみる 39

 

 

「破壊なくして創造なし」

                       プロレスラー橋本真也選手の言葉

 

 破壊なくして創造なし、悪しき古きが滅せねば誕生もなし、時代を開く勇者たれ。

 

 変革が必要とされる時に心に刺さる言葉。

 

 当時は、ベテラン選手に対する宣戦布告、新しい血を流し込む言葉と捉えていました。

 

 実は深い考えに持ち込まれていく。破壊なくして創造はないが、今までの仕組みを壊したら生活が成り立たないという側面もあり、そこにジレンマが生まれる。少しずつ波及を続けて大きな波及へ繋げるのか。すべてを一からやり直すところまで壊し、新しい仕組みを創りあげていくのか。

 

 答えのでないテーマ。だからこそ、多角的に見る視点が必要に思う。

 

 その時、その場面で状況は異なる。異なるからこそ、最良の方法が何か、そう考える。中途半端からのスタートとまっさらからのスタートどちらが良いのかは、その時によって違う。

 

 ただ、新しい物を創り出すという観点に立ったら、今まで大事にして来たものを手放す勇気も必要なのかもしれない。時代なのか慣習なのか、人なのか物なのか。

 

 どんな状況だとしても、何かを産み出す為には何かを壊したり捨てる必要はあるように感じる。

 

 橋本選手はそう生きてきたのかなと思うと、どこかで人生の宿題を終えるタイミングがきたから早く旅立ってしまったのかな、そんな感情になります。

 

 破壊と創造、ある意味では禅問答。答えはどんなものだったのだろうか。いつか知る機会があるかもという淡い期待をしています。

 

 

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