道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

「言葉の棚卸し」 第34回目

今まで良い影響を受けた言葉を棚卸ししてみる 34

 

「本気ですれば大抵のことができる。本気ですれば何でもおもしろい。本気でしていると誰かが助けてくれる」

                      社会運動活動家 後藤静香先生の言葉

 

 本気にやることは一点集中。他のことに目もくれず、ただそのことに心を集中させること。

 

 私が初めて管理職になった時に先輩から頂いた言葉です。勇気づけの言葉でもあり、自分を振り返るための言葉でした。今日の仕事が上手く達成できたのか、今日の仕事を楽しめたのか、チームとしてちゃんと助けを求められて助けてもらえたか。本気で自分は達成に向けて考えて行動できてかを計る定規でした。

 

 心理学的にはエネルギーは内発的動機。自分がやろうという気持ちがないと、人は活動しません。自分もそうなのですから。人を動機づける、とても大変なことでした。じゃあ、どうしようか。

 

 本気で考えて、本気で自分も行動して、本気で楽しめばよいのでないかしら。そう思って、全力で仕事に従事しました。不思議と伝わるものなんです。そこまで関係が良くなかった人も、目標に向かって動いてもらえるようになり、そんな人達が増えてお互いに良い雰囲気になって、気がついたらできちゃっていたってことを経験しました。

 

 今でもあの時に私に関わってくれた方々には感謝しかありません。

 

 苦しい時や辛い時に自分は本気なのかと問うことで、違う側面から自分を観ることもできるかもしれません。状況や場合によるので一概には言えませんが、何か未来の希望に近づこうという時には、私はこの言葉を思い出しています。

 

 

 お読み頂き、ありがとうございます。