裏道助の独り言
寒さとは、肌に感じる季節感。
たまには清々しい寒さを感じることも、生きている証かと。そう思う時間も大事なもので。寒い寒いと嘆いてばかりでは勿体ない、なんて感情も生まれませんかね。寒いから寒いと感じる。そんなものでございましょう。
夏は暑い暑いと訴えて。少し涼しくなっても、いやまだ暑いなんて。そんな本年度。いやいや、まだ暑うございますね、なんて。今年は記録的な夏日でございますね、などと。暑いかどうかを人間様の尺度で計ってみては、都合のよい結果になるもので。
あっ、自己紹介を忘れていましたね。道助の常軌と狂気の間の存在、裏道助と申します。以後、お見知りおきを。
ここ数年ね、感じる事としてですがね。春と秋がすっ飛ばされている感覚があるのでございます。嗚呼夏が終わるね、なんて後にいきなり冬よね、なんて。
まあね、昭和から令和になったんですもの。時代は変わりますよね。季節感だって変わりますでしょう。そんなもんでございましょう。
ただね。変わって欲しくないこともあったりするわけで。毎日テレビジョンでニュースなんてものを眺めてますと、ここ最近ね、なんか心がぐったりするような報道があるのですよ。以前からね、まあこんな事件があっただったり、こんな不正があったりなんて流れてましたがね。それなりに良い報道もあったのですよ。半分以上はあったかなって印象で。それが今感じるのは、大半がなんか暗い話なんじゃないかなってね。
あえて思うのですがね。良い情報や言葉は頭に残り、悪い情報も然りって思ったりするわけで。だったら、良い方が良いのじゃないですかってね。てね。人間の思考なんて、そんなものでございましょう。毎日の繰り返し、繰り返しの中で作られていく。
だから、ほんの少しでもね、良い日を感じるためになることを心掛けたいかな、なんて。あのお店の店長さん今年で還暦だ、めでたいねなんて。隣の御仁は就職なさる、めでたいねなんて。友人の坊ちゃんが七五三のお祝いだ、めでたいねなんて。あの俳優さんが賞を取るんだって、めでたいねなんて。皆さんご存知のあの野球選手が大活躍、めでたいねなんて。隣の家に立垣ができたってね、へえ～めでたいねなんて。
人生なんて笑って生きてりゃ、良い方向にいくものでございます。
そんなものでございましょう。
なんて。お後がよろしいようで。
最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございます。
