道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

「言葉の棚卸し」 第16回目

今まで良い影響を受けた言葉を棚卸ししてみる 16

 

「人間は変わりたいと思っても、変わることを恐れる生き物」

                        医学博士 養老孟司先生の言葉

 

 人間は恒常性の生き物。今を変えることを本能的に受け入れられない。易きに流れる。それが人間の普通。

 

 何か今を変えたいと思う時。変わりたいと思うエネルギーと、今のままでいたいというエネルギーは同時に生まれるものと思います。

 

 だって、今のままの方が楽なんだもの。このままでもよいのじゃない。なんで大変な思いしてまで変わろうとするのかしら。いやいや、そこ。大変な思いしてでも変わりたいのよ、私。なんでなの。シンプルでしょ、その方がかっこいいからよ。なにが。生き方っていうか、生き様。でもねえ、あなたも今の方が楽じゃないかしら。変わってしまったらどうなるのか不安なのよね。

 

 脳の中では葛藤状態。自分の男性性と自分の女性性が口論大会。

 

 さてはて、結論はどこに行きつくやら。

 

 こんな時に味方してくれるのが習慣化。まずは三日変えてみる。7日変えてみる。21日超すと変わっている。66日経過すると普通になっている。

 

 意志の力では限界があるから、脳の繰り返しを優先する力を借りる。

 

 人間は本能的に変わることを恐れる。けれども、工夫することで自分の変化を生むことができる、そう今の私は解釈しています。

 

 

 お読み頂き、ありがとうございます。