道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

「言葉の棚卸し」 第5回目

今まで良い影響を受けた言葉の棚卸しをしてみる 5

 

「袖振り合うも他生の縁」

                    プロレスラー 剛竜馬氏からの言葉

 

 

 様々な同じような言葉や解釈がありますが、私は15歳の時に当時の師匠から頂いたこの言葉を大事にしています。生きていく中で出会った人、会話をして同じ時間を過ごす人もいれば、道ばたで袖を摺り合うだけの人もいる。師匠は肘を私に摺り合わせ、こんな感じだと教えてくれました。そんなご縁でも大事にして生きろと。

 

 

 後になってから仏教用語と知りました。人々が出会いうことは偶然ではなく、前世からの運命とのこと。

 

 当時の私には一期一会みたいなものかな、と浅い理解しかできませんでした。今振り返ると、この時この瞬間での出会いは人生にとってかけがえのない物だから大事にしろ、ということを言われていたのだと思います。どこで産まれ、どこでどんな人に出会い、どんな環境で育ち、どんな影響を受けているのか。

 

 生きるということは、自分以外の何かや誰かと関わっていくこと。日々修業だと言いたかったのか、だから精進しろと言われていたのでしょうか。

 

 「苦しい、苦しい、そこからが練習だ!」

 

 そんな鼓舞をしてくれて頂いた師匠の生き様を私は忘れないでしょう。今の私は心理カウンセラーとして、あの時と別の人生を歩み始めています。いつか、あなたのその背中を越える時には、私も師匠より年を重ねているのかもしれませんが、懸命に生きていきたいと思っています。たった一回の人生のご縁に感謝しています。

 

 

 お読み頂き、ありがとうございます。