道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

3・28 大日本プロレス 後楽園ホールを観戦し

 所感は生き様

 

 当日9時に、スポンサーである友人からメールがあり、急遽観戦予定の人が行けなくなったので来ないか、とのことで、時間的にはなんとか行けそうだったので、yesと返事をし、あれよあれよと後楽園ホールに参戦しました。

 

 団体のイメージとしては、ストロングスタイルとデスマッチが同時に見れる、そういうイメージです。今回の大会は、ややデスマッチより。デスマッチって、意外と変化の歴史があって、私がプロレスを修業していた時は、電流爆破とか、有刺鉄線のロープとか、マイナーなところでは、画鋲デスマッチとかピラニアデスマッチとか、まあまあ、想像することも、凄まじきデスマッチがありました。

 

 

 今回の大会、ストロングスタイルと呼ばれる、アントニオ猪木氏やジャイアント馬場氏が残した、もっと言えば力道山氏が残した、レスリングを主体にしたプロレスもおおいに盛り上がりました。若手が対格差の違うベテラン勢に勝利したり、世代交代を感じさせられるような、素晴らしい試合もありました。

 

 

 ただ、今回一番、記憶に残るのはメインイベントである、デスマッチのチャンピオン戦。若手で、ストロングスタイルでも強い現チャンピオンと、50代に迫っているベテラン挑戦者とのチャンピオン戦です。

 

 ルールは凶器OK。北側と南側のリングロープには、蛍光灯が設置されてました。事前に最前列には、飛散防止用にビニールシートが配られました。そう、蛍光灯の破片除けなんです。

 

 試合中の感想は、パリン、パリンと蛍光灯の破片が飛んできて、幸いにも私は組んでいた手元で、破片をキャッチし、体を張って観客を守っているセコンドの方に、破片をお渡し。デスマッチって、捉え方は人それぞれだと思いますが、観客参加型のちょっと過激なアトラクションなのかなと、思いました。極端な例だと、某夢の国の、ジャングルを巡るクルーズのような。あっ、流石に怒られると思うのですが。

 

 

 それだけ、選手は一生懸命だし、セコンド陣も一生懸命。それは、エンターテイメントを今日来て貰えたお客様に喜んでもらう為。方法に異議はあるかもしれませんが、そんな想いがあるからこそ、ベテラン選手も何度倒れても立ち上がるし、チャンピオンもどんな攻撃でも受け続ける。

 

 

 正直、私の中に抵抗がないと言えばウソになります。しかしながら、今目の前で、チャンピオンベルトを賭して、懸命に戦う人間の心に、感情が動かざるを得ません。プロレスはスポーツなので、暗黙のルールもあります。パイプ椅子での叩き方、恐らく蛍光灯での叩き方や、蛍光灯の付いたリングロープへの放り方。経験がないので分かりませんが、ルールの中でリング上の二人は争っています。

 

 

 生き様。それが、観客の心を動かす、一番のパフォーマンスではないか、そう思います。譲れないところがあったり、食いつかねばならないことがあったり、這って迎わなければいけないことがあったり、どうにかでも立ち上がらないとならないことがあったり。

 

 人は生きていること自体が、エンターテイメントなのかな、そう思いました。人生のストーリーは、人によって。今回一番感じたことは、ベテランの選手がどういう思いで、どういう経緯でリングに上がったかは知りませんでした。ただ、その試合ぶりから、譲れない何かを心内にして臨んでいたように感じました。そんな選手を応援したい、今回の所感は以上です。

 

 

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