道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

承認の虜にならず

 所感、承認欲求のバランス

 

 マズロー博士の欲求5段階説で欠乏欲求の上位にある、承認欲求。ご飯も食べれるし、身も安全だし、何かしらコミュニティに帰属しているし、人から社会から認められたい。承認欲求は人は誰もが持っている、と言われています。人間は集団になることで、自然界で生きてきました。集団の中で誰かに認められたい、は自然の流れなのかと思います。

 

 

 誰かの役に立ち、誰かに喜んでもらう、そのことで満たされる、素敵なことだと思います。誰かを守り、誰かを育て、役割をまっとうする。自分の中でも満たされて、周囲からも認められる、そのバランスが大事ではないかと私は思います。

 

 

 自分良くやった、喜んでもらえているし、感謝してもらったし。いやいや、ぜんぜん役目をこなしてないじゃない。今日の収穫ないじゃない、集団にいることは、役割を持つこと。できてなければ、自己満足。

 

 あたくしは大丈夫。ほら、ばっちり収穫あるでしょ。えっ、他人の領域からも収穫したって。ほら、もう収穫できるのに勿体ないっでしょう。けれど、しっかり収穫したでしょ。認めて下さいな、なんて。周囲は認めるかもしれないけれど、いや認めざるを得ないのかもだけど、これで自己満足を得られるなら、心が幼い。けれど、現実社会たまにあるでしょ、こんな光景。

 

 

 理想は、正しいことを実行し、役割を果たし、周囲に貢献し認められ、自分の心が満たされている。そんな自分だからこそ承認される。そう在りたいと思う。上手くいかないものだから、生きることは楽しいと思うけど。

 

 

 自己承認と他者承認のバランスを取ることが、社会で上手く生きてくコツなのかと思います。けれど、承認欲求は他者からの評価が気になるものです。他者からの承認も前述の通り、もちろん大事です。ただ、自分で自分を承認してあげることなくしては、他者承認の虜になってしまう気がします。だから、バランスが必要なのかと、今はそう感じています。

 

 

 自分の心の持ち方で、偏りのない生き方の選択ができるのではないでしょうか。

 

 

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