道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

流行心理学を学んで

日本メンタルヘルス協会(以下、メンタル)講座受講で学んだこと

 先日「流行心理学」の講座を受講しました。受講したことを整理し、噛砕き、咀嚼して消化するまで時間がかかったことを振り返ると、まだ理解不足かもしれないので、リピートは必須な講座かな感じてます。

 

 学んだ事を簡単にまとめると、まず、流行心理学とは流行を発信する為のものではないということ。インフルエンサーになるってことではありません。逆に流行を疑うことを主軸においた心理学でした。

 

 現代の世の中では、メディアによる情報が速く、多く流れてきており、私達もアクセル全開で情報をキャッチする状況になっています。アクセル全開なので、アイドリングする間もなく、情報を得る為に高速で走り続けています。イントロだけの曲が流行るのも、一つの現象です。手っ取り早く情報を得られるから。ゆっくりとした時間を作ることも、人間には必要です。丁寧に人や自然と関わることで得られる、小さな幸せを感じることが、人には大切だからです。

 

 人間は自然界の動物の中では、一番弱い生き物です。熊と素手で闘って勝った、みたいな話もありますが、人間は文明の力を使うことで、人が作った環境に身を置くことで生きながらえています。寒くても暖房があるので、凍え死ぬことはありません。だからこそ、人間は情報を得る事に敏感になります。情報を得る欲求がどんどん加速し、メディアからはどんどん情報が発信されます。

 

 自分が正しい情報だと思った時こそ、一時停止。「正」という字は「一」度「止」まるという見方もあります。メディアに振り回されない生き方の為には、一歩引いて流行や情報を冷静に見る目を持つこと、自分の軸足を持つことが大切になります。

 

講座を受けての所感

 講座中に講師から教わった内容、同じ受講生の発した内容も含め感じたことは、自分がメディアから受けている情報を簡単に鵜呑みにしてはならない、ということでした。

 テレビだけでなく、ネット、SNSだったり情報がどんどん流れては過ぎ去っていくことは、普通に生活していても感じるところではありました。私が子供の頃はテレビやラジオ、雑誌や新聞などの紙媒体のものが主だったと思います。今ではPCやスマホ、タブレットなど情報を受信するツールは身近になりました。

 

 確かに、自分が正しいと思った情報は、さらに関連する情報も欲しくなったり、もっと掘り下げて行こうとする気持ちもあると思います。限られたメディアでの情報のみだと、真実と違う情報もあるかもしれない、その視点が自分には不足していたなあ、と感じました。受講生の方の言葉で、海外の友人と会話していた時、日本での報道と全く違う現状がある、ということもあったそうです。

 

 講師から教わった、流行は一歩引いたところから冷静に見る、別視点からも観察し正しいかどうか考える、がポイントと思いました。

 

 例え話で、昔テレビのバラエティ番組にあった、ご長寿クイズの話がありました。ご高齢のおじいさん、おばあさんがクイズに対して、迷回答をすることで笑いを取る。そんな番組です。バラエティとしてはありかもしれませんが、回答することすらままならない、人生の先輩であるご高齢者を滑稽に笑うのは、人としてどうなのかな、と。

 確かに、気づかない視点でした。ただ笑っていた私には。

 

 

 私の所感としては、情報を疑うこと、情報を欲しがり過ぎないこと、正しい情報を得て現実で使うことが大事だと思いました。深く所感を書けないのが、現時点の私のレベルです。今後とも精進して行きたいと、痛感した講座でした。

 

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