お便所掃除
ながらくメンタル的に休職していると、自分自身のメンタルの波というか、バロメーターのようなものがわかってきた気がします。
落ち込みや、マイナスの流れに入ってくると机周りから散らかって、洗濯をさぼりがちになって、その他の掃除をしなくなります。というかやろうにも、体を動かすエネルギーが出てこなく、よしっやってみるか、の気持ちを出すことを拒否しているような、何とも表現しずらい抵抗勢力がいるような。
もう流れに身を任せて、流れに漂っていきます。
逆に上がり調子になってきた時は、掃除への意欲も湧いてきます。
トイレ掃除が可能になってくると、マイナストレンドは終わったのかな、そんな気持ちがします。
「トイレには、それはそれは綺麗な女神様がいるんやで~♪」
いつか聞いたことのある、その一節だけを繰り返し、脳内再生させてみます。嗚呼、綺麗にしてなくて、ごめんなさい。ただただ手を動かす。
ダスキンの創始者である、鈴木清一氏は、修業時代に町でトイレ掃除をさせてもらう修業の為に、民家や畑などを托鉢として訪問されていたそうです。「お便所掃除をさせて下さい」そう言いながら。
今だからわかる気がします。人によっては一番掃除が大変だったり、嫌な場所を掃除させてもらうことで、自分の心も磨き、相手に対して喜びをお楚々分けできる。そんな心境だったのかな、ほんの少しですが、暖かい気持ちになります。
掃除できた自分を褒められる、綺麗な掃除することで気持ちもよくなる、そんな副産物もあると思います。
心が清らかで、ありますよう。
お読み頂き、ありがとうございます。