友人J君(仮名)へのメッセージ
心理学に「Iメッセージ」というコミュニケーションの技法があります。主語を「私」にして相手へメッセージを送る方法です。感謝の気持ち、助けてもらいたい気持ち、気を付けてもらいたい気持ち。ちょっとした工夫で受け取り方が変わります。
助けてもらいたい気持ちを伝えたい時、例えば電話中に家族の誰かがボリュームを上げてテレビを見てる場合、、、
- 相手を主語にして出てくる言葉(YOUメッセージ)は
「(あなたが)うるさい!」
になります。それを、、、
- 私を主語にすると(Iメッセージ)
「今のテレビのボリュームだと電話の声が聞き取り難くて、(私が)困っているので少し音を小さくしてくれないかな」
テレビのボリュームを下げるよう動くのはどちらでしょうか。私と相手との関係や、相手が子供か大人かでも変わってきますが、なんとなくわかりますよね。
最近元気のない友人のJ君(仮名)に感謝のIメッセージを手紙で送りました。
『J君へ
J君は私と会うと、離婚した奥さんのことを何度も話してきますね。奥さんのことを思ってわがままだと感じることも許してきた。共働きで忙しかったので、ただ一緒に食事の時間を取りたかった。など不満を言ってくる。正直、聞かされる私もつらいことをわかってもらえないかと、当時の私は思ってました。
その後、心理学を私は学びJ君が本当に話たかったことがわかった気がしました。今の私の気持ちを、この手紙で送ります。
離婚の不満を私に言ってくれてありがとう。最初はネガティブな言葉だらけで嫌な気持ちになってたけど、それだけ別れた奥さんのことが好きだったんだ、と伝わってきました。ずっと一緒にいたかったんだね。J君にとって受け入れられずに苦しんできたこと、私には伝わってます。私はJ君の味方でいるので、少しずつでも前向きになってくれたら私も嬉しいです。』
『最後に、ネタバレです。少しずつでも前向きになってくれた自分へ、ありがとう。よくがんばったね。』